札幌ではなかなか体験できないジャンルのワークショップを毎週開催。
お知らせや日々のことなど、ゆるゆると綴っていきます。
タイトルの通り、月翳堂古本店は閉店することとなりました。
そして、サイトとブログはツキカゲドウ ワークショップ研究室としてリニューアルオープンいたします。
これまでも古本屋とワークショップ屋の両方を行ってきましたが、今年に入って古本:ワークショップの割合が0:10になったので、古本屋の方を閉じることにしました。
一人で両方を行っていくというのは、正直、大変でした。
約5年間、たくさんのお客様にご利用いただきました。
私が好きな本しか置かないという、かなり偏った古本屋でしたが、リピートしてお買い物をしてくださる方もいらっしゃいました。
どきどきしながら、初めて本の買取をさせていただいた日のことを、今でもはっきりと覚えています。
古い文庫本の改装(表紙をハードカバーに付け替える)から始まったワークショップですが、今では様々な講座を行い、お子様から年配の方まで楽しくものづくりをしていただいています。
ツキカゲドウ ワークショップ研究室については、こちらのブログで少しずつご紹介していきますので、変わらずご愛読いただけますと幸いです。
長きにわたりご愛顧いただき、本当にありがとうございました。
そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
昨年末に貼り箱部が始動しましたが、今度はノート部です。
なにせ一人でやっていますので、あっちもこっちもいっぺんに動かすことはできないのです。
が、やりたいことは色々あるので、思いついたままにやってみています。
古本販売とグラフィックデザイナーの仕事は通年で行っていますが、貼り箱部とノート部は合間に差し込んでいくイメージでしょうか。
どの部分を大きくしていくかは、これからやりながら考えていきます。
古本販売に関しても、ちょっとやってみたいことがありまして。
痕跡本ってありますよね。
あれをもっとしっかり扱っていけるようにしたいなぁと思っています。
昨年、たまたまそのお話を札幌で有名なデザイナーさんにお話したのですが「それはもはやアートですねぇ」と言われたのです…。
そうなの…?商売にならないの…?
でもね、有名古本屋では買い取ってもらえない痕跡本には、その持ち主が確かに生きていた証が宿っていると思うのです。
よっぽどの有名人ではない限り、その人が生きていたことを忘れないでいてくれるのって、孫くらいまでですよね。
すぐに、存在していたことが忘れられ、誰にも思い出してもらえなくなる。
私は、それがたまらなく寂しいんです。
けれど、痕跡本を誰かにつなぐことができれば、「こんな人が生きていたんだなぁ」と思いを馳せてもらえる。
正確な人物像ではなくても、存在したことを認めてもらえるれば、少しは寂しさが和らぐ気がするのです。
ノート部の話をするつもりが、なんだか違う話で長くなってしまいました。
貼り箱部と同じように、まずはブログ内からの始動になりますが、ノート部もどうぞよろしくお願いいたします!